2026年1月14日水曜日

「久延彦 REPORT」(26)

 1月5日、高市早苗首相は三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝された後、年頭の記者会見に臨み、次のように力強く語られました。

 「本年は政治のリーダーシップをしっかり発揮していく年にしなければなりません。『分水嶺』となるかもしれない丙午(ひのえうま)の年頭に当たって、そう強く感じています。」

 「分水嶺」とはどういう意味なのでしょうか。これは物事の方向性が決まる重要な分岐点という意味です。つまり、本年が日本国にとって将来に繁栄をもたらすのか、それとも衰退に向かうのか、その分かれ目であることを意味しているのです。そのような国家としての命運を左右する重要な分かれ目に立ち、国家の最高指導者としての覚悟を表明したのが、年頭の会見であったように思います。

2026年1月7日水曜日

「久延彦 REPORT」(25)

 毎年1月3日に執り行われている「元始祭(げんしさい)」という皇室祭祀をご存知でしょうか。この「元始祭」は1872年(明治5年)に制定された皇室祭祀の一つであり、天皇陛下御親(おんみずか)らが御親祭され、皇位の元始を寿(ことほ)ぎ、宮中三殿において国家国民の繁栄を祈られる大切な祭祀です。そして、全国の神社でも、これに倣(なら)って「元始祭」が執り行われ、皇室の弥栄(いやさか)と国家の隆昌を祈願しています。戦前までは新年の最初に行われる大祭として、国民の祝祭日になっていました。

 戦後80年を経て、私たち日本人にはなじみのない祭祀となっているかもしれませんが、「元始祭」に込められた意味を知ることにより、私たちは日本人としての自覚を深め、日本人であることの誇りを取り戻すことができるようになるのではないかと思います。それでは、「元始祭」の祝詞(のりと)において「元始(もとつはじめ)」と読み上げられる皇位の元始とはどういうことなのでしょうか。これは、日本国のはじまりを意味しています。『日本書紀』によれば、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を天上の高天原(たかまのはら)から地上の豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに:日本の別名)に遣わされたこと、つまり「天孫降臨」が「元始」であり、日本国の肇(はじ)まりであるとされています。また、瓊瓊杵尊の血統を受け継ぐ初代神武天皇より現代に至るまでの万世一系の血脈が継承されてきたことが国土を治める由来ともなっているのです。

2025年12月17日水曜日

「久延彦 REPORT」(24)

 2025年の「今年の漢字」に選ばれたのは「熊」でした。今年はクマによる被害が各地で報告され、人身被害は過去最多となりましたが、その原因についてはあまり報道されていません。実際に、いくつかのメディアでは有識者の話として、その原因を解説しているものもありましたが、果たしてそれが本当の原因なのかどうか、とても疑わしいのです。因みにクマによる被害は「熊害」とも言われますが、これは「ゆうがい」と読みます。

 では、「熊害」の本当の原因は何なのでしょうか。実は、ここには私たちの「ものの見方や考え方」に対する一つの警告があるように思えるのです。つまり、今年の熊害は私たちにとても大切なことを知らせるための「天からのしるし」だったのかもしれないのです。

2025年12月7日日曜日

「久延彦 REPORT」(23)

 1941年12月8日、日本は米国および英国に対して宣戦を布告し、大東亜戦争の幕が切って落とされました。日本海軍の連合艦隊機動部隊による真珠湾攻撃から始まった対米英戦争の正式名称は「太平洋戦争」ではなく、「大東亜戦争」であることを、改めて私たち日本人は肝に銘じなければならないと思います。

 大東亜戦争という名称についてですが、まず1941年12月10日の大本営政府連絡会議において、「支那事変をも含め大東亜戦争と呼称す」と決定されます。さらに12月12日の閣議において「今次の対米英戦争及び今後情勢の推移に伴い生起することあるべき戦争は支那事変をも含めて大東亜戦争と呼称す」と明記され、支那事変と対米英戦争を合わせた戦争呼称が「大東亜戦争」であると公式に決定されたのです。

2025年12月3日水曜日

「久延彦 REPORT」(22)

 11月7日の衆議院予算委員会において、高市首相が台湾有事に関して中国による武力攻撃があった場合、日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得るとした答弁が波紋を広げています。中国政府はこの発言をことさらに政治問題化させ、日中関係が悪化していますが、今回の高市首相の発言に対して中国政府が執拗なまでの批判を繰り返し、強硬姿勢を崩そうとしないのは何故なのでしょうか。実は、ここには中国政府の知られたくない隠れた本音があり、そのことが暴かれることへの苛立(いらだ)ちがあるのです。

 まずは、高市首相の国会答弁についてですが、問題とされている発言は以下の通りです。

 「先ほど有事という言葉がございました。それはいろいろな形がありましょう。例えば、台湾を完全に中国、北京政府の支配下に置くというようなことのためにどういう手段を使うか。それは単なるシーレーンの封鎖であるかもしれないし、武力行使であるかもしれないし、それから偽情報、サイバープロパガンダであるかもしれないし、それはいろいろなケースが考えられると思います。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力の行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます。」

2025年11月12日水曜日

「久延彦 REPORT」(21)

 10月21日に憲政史上初の女性首相が誕生し、高市内閣発足後の支持率は各紙の世論調査(10月21日から29日)によれば、いずれも驚くほどの高い水準となりました。自民党総裁選からほぼ1ヶ月近く、朝日新聞や毎日新聞をはじめとする反日・左派メディアは、反高市・反保守の論調で繰り返し報道し続けてきましたが、左派メディアの努力の甲斐もなく、国民世論は真逆の結果を示すことになりました。

 各紙の世論調査結果についてですが、共同通信64.4%、読売71%、日経74%、産経75.4%、毎日65%、朝日86%と、すべての調査で高支持率となっており、さらに年代別では18~39歳が80%で、特に若者、現役世代から圧倒的な支持を得ていることが分かります。

2025年11月6日木曜日

「久延彦 REPORT」(20)

 10月31日付の読売新聞のコラム記事「編集手帳」には、世界的な気候変動により、日本の四季が二季に変わりつつあるということが紹介されていました。その記事の一部を抜粋します。

 「一年を四季に分けて風物を語る営みは、平安時代の貴族が始めたとされている。10世紀初頭に生まれた古今和歌集に見て取れる。
 日本の四季の歴史は大体1000年というところらしい。民俗学によれば、それまでは二季しかなかった。農耕を行う『野の時期(春夏)』、薪(たきぎ)集めや狩猟をして暮らす『山の時期(秋冬)』。近頃は暑いと寒いで分ける新たな二季が登場している。
 このまま気候変動が続けば、春と秋がなくなり、夏と冬だけになると警告する研究者は少なくない。・・・
 気象庁が『高温に関する早期天候情報』を発表した。11月3日から5日にかけ、この時期としては『10年に1度の著しい高温』に全国が包まれるそうだ。」